「アリスドリームストーリー」作者:作者 K・Sメッセ 様
週末にかけてゴタゴタしていて、遅くなりました。
K・Sメッセ 様の「アリスドリームストーリー」の感想を書きます。
この作品は一度読んでいるのですが、改訂版ということで読むことにしております。
書き方は変わっておらず、体言止めが多い文章でした。
前回企画の別の作品では一般的な長文でしたので、この物語では童話風の文章にあえてしているのかな、と考えました。
不思議な国のアリスにSF要素を加え、様々なフェアリーストーリー、童話を加えた物語でした。
さてネタバレ感想を下記に書きます。
☆
少女アリスがタイムマシーンを使って、未来に自分に会う。それから、拾った兔のラビ―との冒険。
アリスという登場人物がたくさん出てきて、混乱しないように努力されてましたが、それでも多すぎた感じがしました。
少女アリス、未来のおばあちゃんのアリス、AIのおばあちゃんアリス、小説の中のアリス。
基本は少女アリスが主役なので、他のアリスがあまり出てきませんが、時折会話などで混乱しそうになりました。
アリスがラビ―を元の世界ーー小説の中に返すために、闇の女王を対決する。
その試練として与えられる童話。
童話一つ一つ、丁寧に調べられて、その上で書かれている印象を受けました。
童話をアレンジするという試練に対して、少女アリスの優しさ溢れたアレンジの仕方に、和みました。
シンデレラはよりロマンチックに仕上げられていて、これ別に書いたら受けそうと思ってしまいました。
基本的に、闇の女王、鏡の女王以外は真の悪役はいませんでしたよね。
ほっこりな話が好きなので、優しい気持ちになりました。
最終話は最初に繋がっていて、80歳のアリスに帰っていくところもいいですね。
改訂版の最初のオリジナルを残念ながらはっきり覚えていなくて、比較できなかったのですが、以前より心理描写が増えていた気がします。
以前読んだ時は、アリスの両親にイライラした気がしました。
気のせいだったらすみません。
感想は以上になります。
次は、谷明様の「転移に巻き込まれた歌舞伎町のネズミ」の感想になります。
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