第18話 あたし、何を言ってるんだ??
「あ~、腹減った」
と、言ったのは新子友花である……。
「やっぱ、朝飯食っときゃよかった。ここんところ、宿題が多くて……。それも難しくって……」
「……ねえ、ねえってば! 教えてよん!! 友花ってばさ~!」
実は、ずっと新子友花に話し掛けている人物がいるのである……。
「ど~して、ラノベ部に入部したのかな?」
「……だ・か・ら、さっきからさ、何度も言っているじゃない! あたしの国語の成績をアップさせるためだって」
……こいつ、ほんと、うぜ~と内心思いながら、新子友花はその人物に返答した。
――朝。
学園が用意してくれている、いつもの通学専用バスに、新子友花とその人物は乗っていた。
ちなみに、後ろから2つ目の座席にである。
んで、さっきから彼女と話している人物は、彼女の通路側に座っている。ということは、新子友花は窓側になる。
じ~
その人物は……、またまた実は、このバスに乗車した時からずっと、新子友花を見つめているのであった。
じ~ じ~
(こいつ、マジでうぜ~)
新子友花の額に怒りマークが浮き出てきたぞ。
「……だからさ、あんたが思っているような恋愛関係じゃないからさ」
と、新子友花が自分の髪をいじりながらそう言った。そしたら、
「私は何も言ってませーん」
ほ~ら! すかさず、その人物がこう返してきた。
ここまでのセリフを聞いたら、だいたいこの人物の性格が分かるよね?
「友花がそうやって髪をいじいじしているときは、ウソをついている時だも~ん!! あはははははははっ!」
キャハーキャハーってな具合に……、その人物は、なんだかバスの車内ではしゃぎだしたぞ。
言っとくけど、この通学専用バスにはもちろん他の生徒も乗車している。でも、他の生徒はみんな静かに乗車しているけれど。
(当たり前かな……)
だから、その人物は客観的に見ても、かなり浮いたキャラになっているのである……。
(しまった。あたしとしたことが……)
そう思うと、いじいじしていた自分の髪の毛を、慌てて放して、
「……ウ、ウソなんてついてないってば!!」
と、言い放つ。
言い放った後――新子友花はバスの車窓に身体を向ける。
お前はハイカラさんか! ってな具合にプイッと……思春期の子供が羞恥心で頭の中が「んもー!!」と混乱する感じで……ふてくされ…………その人物を避ける。
じ~ じ~ じ~~
(こいつ、ほんまもんにマジうぜ~)
新子友花の額に怒りマークが、もうひとつ浮かび上がった。
……その人物、彼女の後ろ姿を見つめて、
「…………友花ってさ、ほんと分り易いよね」
と、ボソッと一言。
「……………」
一方の新子友花、それを聞いても返事をしない。
「……………あはは、もう友花ってば!! て・れ・や・さん♡ 友花~、お姉ちゃんにまかせなさい!!」
!?
そしたら、くるっと振り向くなり――
「ちょい ちょい ちょいな!!!!」
新子友花のツッコミである。
「だっ、だれがあたしは『ご注文は○○ですか?』の[チノちゃん]だ?? あんた、いつからあたしのお姉ちゃんになったんだ!! だ……だいたい、あたしとあんたとは、腐れ縁的な近所の同級生じゃい!!」
という新子友花の照れツッコミが出た!
――それを聞いて今度は、その人物が、膝の上に置いていた巾着袋を開けて、
「実はね、私のお昼のドリンク……。ほら見て! ココアなんだよ」
「……………あたしはこれ以上、夕美ワールドには呑まれませんから……」
再び車窓を向く新子友花のオチ……。
こちらもボソッと一言である。
紹介しておこう!!
彼女の名前は
新子友花とはご近所の仲。幼稚園から初等部中等部もずっと一緒で、クラスもずっと同じであった。
髪はしののめ色ではなくて、濃い赤茶系のショートヘアーである。
背丈は新子友花より少しだけ高い。
まあ、新子友花が小柄だから、全体的に見れば背丈は低い方であることに変わりはないのだけれど。
性格はこの通り、なれなれしく……もとい、親しく相手に接する。
明るくてアクティブな女の子である。
なお、聖ジャンヌ・ブレアル学園では新子友花とはクラスは違う。
「だから~! んもー!!」
この『んもー!!』、新子友花が車窓越しに東雲夕美に対して言ったものである。
座席から立っての『んもー!!』では決してない。
立ってこのポーズしたら、バスがカーブを曲がった時とか、ブレーキの時とか、危ないもんね。
(走行中は席を立たないでください)
(……あ~うっとうしい。いつも思うけど、こいつはなんなんだ?)
窓越しに映っている東雲夕美の姿を見て、間接的に彼女に睨みつけている新子友花。
(あたしが高等部に進学しなくて、この学園の入試を受けたのは、はっきり言ってこいつとバイバイするためだったのに……。なんで、こいつも、あたしと同じ聖ジャンヌ・ブレアル学園を受験して……、そんでもってなんで、こいつも合格するかな?)
「あれれれ? 友花? どうしたのですか?」
東雲夕美が、背を向けて窓の外を見ている新子友花に話し掛けてくる。
「もしかして……、私が言ったこと、本当は図星なんでしょ? ねえって?」
東雲夕美、そう言うと、ん~? ん~? ……と身体を左右に動かして、窓越しの新子友花と視線を合わせようとする。
(……やっぱしうっとうしいぞ、こいつ)
必死になって、東雲夕美から視線を避けて、車窓の景色を見続けている新子友花。
でも、ちょっと眉が引きつっているような……。
「……でもさ! 友花が部活に入るなんてね~」
窓越しを見るのをやめて、東雲夕美は今度はバスの天井を見上げてそう言った。
「ほっといてちょうだい。夕美って!」
ぶすっとした表情で、相変わらず車窓の景色を見続けながらの新子友花。
「友花がさ、この聖ジャンヌ・ブレアル学園に受験したって時には、私は正直驚いたよ」
「あによ~夕美?」
日本語が変になったぞ! 新子友花さん。
「だってさ、この学園って進学校じゃん! 私は友花の成績を知っているからさ」
ご近所の間柄で、そこまで知っているんだ?
「私は、友花じゃさ、この学園はキツイだろうな~って思ってたよ。でも合格したんだね!!」
天井を見上げながら、東雲夕美はニッコリと……。
――そう言う東雲夕美、実は成績は上位なのである。
新子友花が腐れ縁的な彼女を邪険にする理由はいくつかあるけれど、つまりは、彼女の成績に嫉妬? でもであった。
――まもなく、聖ジャンヌ・ブレアル学園前です。
学園の正門が見えてきた。
バスが正門まで到着するのにはあと41秒くらいである。
正門前は登校途中の生徒がひしめいている。
まったくさ……、お祭りとか歩行者天国じゃないんだから、少しは歩道を歩けよって思えるくらいにである。
その中を――ゆっくりと進んでいく新子友花と東雲夕美が乗っているバス。
慎重に徐行しながら、正門前のバス停を目指している。
「ねえ、友花!」
「……何よ、夕美?」
新子友花は車窓から振り向いて、東雲夕美を見た。
「うらめし~ と掛けて、鉄板の上で焼かれているたい焼きと説く!」
(……なに? いきなり禅問答みたいな謎々を言ってきて……)
内心こう思った新子友花。
けれど、その禅問答を言ってきた東雲夕美は笑顔である。
ちょっと呆れたんだけど――でも、東雲夕美とは幼馴染の腐れ縁だから、だから……、
「……で、そのこころは?」
と、新子友花は一応聞いてみた。
「失恋! 失恋! もしかして大失恋? だからラノベ部に逃げ込んだんだ。そんな友花にクエスチョン、クエスチョン! 相手は誰かな?」
「…………はあ? あの、夕美さん、何言っているのかな?」
謎々の問題文よりも、答えのほうがクエスチョンだから、先生、この漢字が読めません。
あら~? 先生にもわかりませ~ん。
……ていう会話で、クラスのみんなが沈黙してしまう気まずい授業の空気のように……ないないって。そんな先生いませんからね。
新子友花が『はあ?』と言った理由は、謎々の答えの意味が分からないのではなくて、要するに“失恋”というキーワードに検索上位ヒットしてしまったからである。
「相手は、だ・れ・か・な~?」
東雲夕美はそう言いながら、胸の前で両手でハートの形を作る。
『どっくん。どっくん。どっくん。どっくん……』
……たぶん、心臓がバクバクしている感じをハートで表現しながら、ついでに言葉で効果音を付けているのだろう。
(こいつ、やっぱしうぜ~。うぜ~。うぜ~ぞ!!)
新子友花、目を細めて冷たい視線を作って、その目で東雲夕美を見つめた。
「相手は、だ・れ・か・な~?」
まだ言ってるし……。
「だからさ、恋愛関係じゃないって、部活に入った理由はさ! さっきから、ずっと言っているじゃない。あたしが部活に入った理由は、国語の成績が…………。だから、勇太とはそんなんじゃないってば。……忍海勇太は単にラノベ部の部長なだけだからさ!」
「私はさ、何も言ってないよん? でもさ、へえ~! 忍海勇太って名前なんだね」
――異議有り! 検察の被告人への、その質問は、明らかに誘導尋問です。
――異議有り! 弁護人の発言は、真相を曖昧にしたいがための、隠蔽工作です。
――静粛に…… 被告人。検察、弁護人のこの発言について、何か言いたいことはありますか?
(しまった。あたしとしたことが……)
額に浮き出た怒りマークが、焦り感が見える……例えるならば、[リゼロ]の強欲さん[エキドナ]の「あわわ……、あわわ……」と驚いた時の表情みたいに、新子友花のそれも同じく姿勢良く着席はしているけれど……内心はかなりしくじった。
……である。
「うん、うん……。ふられちゃったんだね。友花……」
ずっとバスの天井を見上げて、こんな大胆発言を言い放ってきた東雲夕美。
今度は視線を下にさげて……俯いて(たぶん、わざとだと思うけれど)。
「だから、まだ、あたしはふられてなーい!!」
クルッと勢いよく顔を右隣りに座っている東雲夕美に向けた。
「……まだって何かな? 友花!」
してやったり――の策士な東雲夕美。
(あたし、何を言ってるんだ?? しまった。あたしとしたことが……。またまただ……)
またしても、「あわわ……、あわわ……」な内なる心。
「まだってことはさ……今はさ、まだ大丈夫ってことなんじゃん!!」
東雲夕美の追求が、なんかテンションアップしてきたぞ。
「今は? …………ない。ないないって! それはさ!!」
新子友花はちょっとだけ大きな声で、両手を顔の前にもってきて、大きく交互に左右に振って否定する。
(ご乗車中はお静かにしましょうね……)
(だって、まだ……、はじまってもいないんだもん)
「ぴっ ぴっ ぴっぱーん!!!」
――突然。
東雲夕美が甲高い発音で口ずさんだ。
バスの中ではお静かに……と言っても、箸が転んでもおかしいお年頃の女子高生には難しいか。
「お昼休みは、ウキウキショッピング! あっちもこっちも、い~い商品!!」
うーん、どこかで聞いたことのあるフレーズだな。
「てれっててって! はい!! ここで司会の東雲さん登場。んでもって、会場100人一斉に拍手!!」
自分で言ってますから……。
「はーい! こんにちはんだふる! 今日もウキウキ元気な東雲ちゃんだよ~。みんな元気してたかな?」
今は早朝の登校時間ですけどね……。
「さっそくの紹介でーす。そう! 恒例の朝一じゃなくって……、昼帯の高視聴率企画といえば!! 午後は〇〇おもいっきりショッピングのコーナーで~す」
これも、どこかで聞いたことのあるタイトルだ……。
「司会の東雲ちゃん、ポッケから紙切れ1枚取り出しま~す」
自分で言ってます。
「え~と……、お名前は……友花の部屋さんですね~え? なになに?? ADさんのカンペを読み読み……あっVTRいくんですね。はい分かりました。では、VTRを行ってキュ~」
これも、自分でですから……。
「……ど、どうもです。いつもウキウキショッピング見ています。名前は『友花の部屋』です。よろしくお願いします」
※プライバシー保護のため映像と音声は加工しています。
相談内容は?
「あの……。彼氏のことで相談したいことがあるんです」
どんな相談かな?(危ないDVDの始まり部分に似ているなんて思わないでください)
「その……彼氏が……大のカレー嫌いなんです」
カレー嫌い??
「はい。カレー嫌いなんです。なんか、彼氏ってカレーを見ると、イライラするみたいで。その……あたしこの前、彼氏にどうしてカレー嫌いなのって聞いたんです。そしたら……」
そしたら? ちなみにこれ全部東雲夕美のセリフです。しかもバスの中です。
「……そしたら、彼氏なんて言ったと思います? お前はどうしてカレーに“らっきょ”を入れるんだ。普通はお前、“福神漬け”だろ? って……」
彼氏は福神漬け派なんだ。
「あたしさ、彼に、お前いうなーって怒ってさ……。ほんと腹が立って」
カレーのことじゃなくて……。
「だから、あたしアッタマきて、こうなったら、最高の福神漬けでカレーを作ってやるーって決めたんです。で!! この番組なら、最高の福神漬け教えてくれるはずだって思って。だから、思いきって応募したんです!!」
ちなみに彼氏の名前は?
「忍海勇太です」
「ちょい ちょい ちょいな!!!!」
新子友花、当然必然、ついでに猛然のツッコミ。
「最後のあんたのセリフ! はいNG!!」
「ん? 友花? 私、何も間違えていないよん」
東雲夕美、首を傾げて反論した。
「どうして、最後に勇太の名前が!」
「へぇ~勇太って下の名前で呼んでいるんだ。じゃ~彼氏も友花って」
「呼ばれていなーい!」
「……はい。この辺で商品の紹介で~す。えー!!! と会場100人いっせいに」
東雲夕美、聞いていない。
「えっへん! 友花の部屋さん! ありがとうね! 彼氏のカレーに最高の福神漬けを教えてください、という番組へのご要望、そんな友花の部屋さんに」
「じゃじゃーん!!」
「富士山の天然雪解け水から生まれた樹海の幸。雪女が未練たらしくも丹精込めて作った福神漬け『灯火』を……」
「ちょい ちょい ちょいな!!!! あんたさ! 今、思いつきで考えたよね? その商品名。しかも長いって!! しかもしかも『灯火』って、カレーだけに灯火を添えたら辛さ倍増!!! ひーふーひーふーあ~辛い。でも最高のカレーだわ♡」
「やめーい!!!」
新子友花のノリツッコミである。
「はい! お値段はひーふーひーふーで、12120円税込み。ほんと、お買い得でしょ。新子友花ちゃん?」
「高いわ! 誰が買うかー!!」
「あの……ご乗車の皆様へ。車内ではお静かにしてもらえますか?」
と、アナウンスが聞こえてきた。ほら、怒られたじゃない……。
――それにしても、あたしと勇太の関係って……ぶっちゃけ、何なのだろう?
……いや、別に深い意味で思っているわけじゃないんだけど。……それも変かな? だって、あたしと勇太は、同じラノベ部の部員同士なんだし、クラスも同じなんだし……。
だからって、同じだからなんだって話だよね?
……クラスの中にも、男子と女子が仲良くおしゃべりしている人達も何人かいるみたいだし。
その中には、部活も同じですっていう人も必ず何人かいるはずだし。
……勇太って、あたしのこと、どう思っているのだろう?
……って、あたしは何変なことを思っているんだ??
(別に変じゃないと思うけれど)
それって逆に考えれば、あたしは勇太のことをどう思っているんだって問題に、逆に問い詰められてしまうことになるのかな?
この東雲夕美の呆れた誘導尋問のように。
――と言って、新子友花は細目のままに隣に座っている東雲夕美を見た。
「ん? どした、どした? とうとう観念したのか? 友花」
東雲夕美が更にえぐってくる。
(こいつは……)
まあ、こいつはは置いといて。
新子友花は開き直り、また車窓から景色を見た……。
勇太は積極的に、あたしにラブコール……? みたいなことを言ってくるけれど、正直、今のあたしにはそんな気持ちはないよ。
……とかなんとか思いながら、自分の身体をもじもじする新子友花。
バスの中でもじもじ……。なんか客観的に見て怖くね?
「ん? やっぱ観念したのかな? 友花よ」
「してない! ちょっち黙っといてくれる? 今考え中なの!!」
――何度も言うけれど、あたしがラノベ部に入部したのは、国語の成績を上げるため。そのラノベ部にたまたま勇太がいただけの話なのよね。
ホントに。
……まあ、夏にはみんなもいたけど、合宿して、寝食を共に、共にはしていない、もち別室だったし。食は共にしたけどね。
あっ、あたし何自慢してんだ? それも誰に対してだ?
ぐぐぅ~。
(これは、新子友花のお腹がなった音です)
あー腹減った。やっぱ朝飯食っときゃよかった。
1時間目の授業が8:50に始まって、お昼休みは12:50から。……ということは、この空腹の状態で4時間耐久しなきゃいけないのか……。
はあ……。なんだかさ、道のりはさ、まだまだ長いんだろうな……………
――ご乗車ありがとうございました。聖ジャンヌ・ブレアル学園前です。
「ちっ! 今日はここまでか」
東雲夕美が舌打ちして、
「運がよかったな、新子友花ちゃん。続きは明日にしてやるからな! まあ、それまで身を清めておくんだな」
なんなんだ? このセリフ、意味が分からないよね。
でも、この東雲夕美という人物? なんか、すんごいキャラクターが本作に登場してきたぞ。
(作者として、とても嬉しい展開だ。自分が書いているのだけれどね)
最初に書いたように、東雲夕美と新子友花は近所の幼馴染。
だから、新子友花にとっては、いつものことなのでしょうねぇ――
(時間切れか、今日のところは助かった……)
と、素直に思った新子友花でした。
国語の成績と忍海勇太と、二兎追う者は一頭をも得ず。じゃあ、君はどっちを選ぶのかな?
……作者が言うまでもないよね。だってさ……それは勿論。
「じゃじゃーん!! おひさしぶり~!!」
「あたしは聖人ジャンヌ・ダルクの子どもバージョン!! みんな、東雲お姉ちゃんの謎々の本当の答えが分かったかな? 勿論、分からないよね~。じゃ~、あたしが今からみんなに教えてあげる!! 東雲お姉ちゃんの、謎々の本当の答えはね~」
「朝食、ちゃんと食べようね!」
続く
この物語は、ジャンヌ・ダルクのエピソードを参考にしたフィクションです。
また、[ ]の内容は引用です。
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