アイデンティティが欲しかった。
垣瑚 織
プロローグ 僕に足りないもの
僕には、悩みがあるんです。
どんな人でもさ、個性って…あるじゃん?
僕、ないんだよね…
__これは、個性のない男子高校生
山田太郎17歳が、個性を身に付けるべく
奔走する物語である__
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