田舎
焼けたとうもろこし畑 裸足の子どもの足跡 ぐねぐねとした泥濘
ぷかぷか浮かぶきのこ雲 見上げて笑う近所の犬 廃品のラッパの音色
畦道歩いて手を繋ぎ、川に入って首を外した
日差しが北に傾いたら帰りましょう、さようならさようなら
いつだったか群青色のスピーカー、方々に警報を鳴らした
そんなことよりラジオは甘ったるいラブソングで満ちていた
明日は晴れたらいいと誰かが言ったら翌日には雨が降った
(どうでもいいや、テレビ観よ)
焼けたとうもろこし畑 裸足の子どもの足跡 ぐねぐねとした泥濘
(漫才番組で滑り倒した神様となにして遊ぼう?)
ぷかぷか浮かぶきのこ雲 見上げて笑う近所の犬 廃品のラッパの音色
(コント番組で滑り倒した神様となにして遊ぼう?)
畦道歩いて手を繋ぎ、川に入って首を外した
(トーク番組で滑り倒した神様となにして遊ぼう?)
日差しが北に傾いたら帰りましょう
おかあちゃんも言っています
日差しが北に傾いたら帰りましょう、さようならさようなら
(さようならさようなら)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます