かんからかんかん 歌う日の

 かんからかんかん 歌う日の

 季節の変わり目は過ぎ去って


 かんからかんかん 笑う日の

 かんからかんかん 笑う日の

 獄卒どもはとぐろを巻き


 かんからかんかん 叱る日の

 かんからかんかん 叱る日の

 鐘は半歩遅れて鳴り響く


 朽ちて咲いた花 鉛色の蛆は破裂し

 頭蓋から産まれ出たひよこ 湯水の如く叡智を溶かし


 かんからかんかん 歌う日の

 かんからかんかん 歌う日の

 歯と歯の根を合わせるようにして

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