そしてその時だった

ヒカル「うわっ!」


裕「ヒカル、大丈夫か⁉」


僕は急いでヒカルを抱きしめた。


ヒカル「裕、ありがとう・・・あっ。」


裕「どうしたの?」


ヒカル「手、いつの間に握ってたね。」


裕「あっ。」


ヒカル「でも、このまま二人で海に飛び込もうよ。」


裕「うん、でも・・・、怒られないかな?」


ヒカル「管理人さんが「遊んでもいいよ。」って言ってたからいいじゃん。」


裕「うん、そうだね。」


?「おーい、そこで何をやっているんだよ。」


裕「君もこの海の家の管理人かい?」


?「そうだけど、あんまり遊んでいるとクラゲに刺されるぞ。」


ヒカル「クラゲは嫌だよ。」


裕「大丈夫だ、浜辺には来ないはずだ。」


ヒカル「良かった。」


そして私たちは長く遊んでいた。


?「はい、これ使え。」


ヒカル「ありがとう。」


裕「さすが、気が利くな。」


?「俺は、海人、よろしく。」


海人は勇気を持って自己紹介をした。


ヒカル「私はヒカル、中学二年生。」


裕「裕、ヒカルと同じクラスで学年も一緒。」


海人「えー、同じ学校に通っていたんだね。」


ヒカル「うん、そうだよ。」


裕「うん。」

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