第20話 後輩の無茶振り

今日から一週間、俺は下僕だ、


学校から帰ると、あたかも当然だと言うように

那月はいた、


「先輩!テレビつけてください、」

「はいよ」

「先輩、なんか映画みませんか?」

「かってこいと?」

「いえ、一緒にいきましょう」


一緒にいくんかい


「はいはい」


****


その後映画を借りてきて、

今から見るところだ、


それにしても那月は

ホラーが苦手だったようだ、


俺がホラーにしようと

言ったときの反応は

本当に面白かった


さて、

俺たちが今から見るのは

ホラーだ、


意味がわからないと思った人もいるだろう、

安心してほしい、俺もわからない


最初はあんなにも拒絶していたのに

いきなり「やっぱりホラーにしましょう」

と言い出すんだ、


若いやつは何考えてるかわからん!


「センパーイ、ここに座ってください」


俺は従う


「はいよ」

「失礼します」


那月は俺の上に座ってきた


「何してんだ?」

「ホラー怖いので、なんだったら

抱き締めちゃってもいいんですよ?」


那月が、魅りょくて、、じゃなくて

とんでもないことを言い出した


「ほら、おりろ」

「嫌です!逆らっちゃダメですよ!」


そう言って頬を膨らませながら言う姿は

小動物みたいでとても可愛い


「じゃあ、見るとしますか」


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