信
信用すら踏み躙られて
理性ごとズタズタに引き裂かれても
人間は
どうして誰かを信じることを止めないのだろうか?
枯れ果てた瞳を擦りながら思う
そんなに簡単に潰される程
人間は弱く出来てはいないのかもしれない
人を疑うことは簡単だが
人を信じることは難しいことだ
その人を信じることは
その人を愛すること
敢えて険しいことを選ぶだなんて
人間って直ぐ怠けるくせに
楽に楽に生きたい
生きようって
いつも考えるものなのに
案外
自分に過酷な問題を押し付ける
そういうことも出来る生き物なのかもしれない
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