ニュー・ワールドのつぶやき その8

  第7話


 王道みたいな人の上に立ちたがる人間は何時の時代にも存在する。


 それは、宇界達の時代でも、僕の学生時代も同じだ。


先生「委員会を決めていこうと思います。まずは委員ち―――」


友人M「はい!なる!なります!」


先生 「あ、はい。M君は候補ってことで。他には?」


友人M「もう俺で良いですよ!俺以外の適任いませんから!俺で!」


先生 「もう解ったから座れ!他にはー?」


自分 「あ、じゃあやりまーす」


友人M「紅卿(本当は本名)!俺の邪魔すんな!」


自分 「いや、僕もカリスマあると思うんだよね?お前に比べたら。」


友人K「違いねぇ!」


クラス『わはははははは!』


先生 「それじゃあ他にはいませんかー?いないなら紅卿君で決定にしようと思いますー」


友人M「先生!?俺は!?」


先生 「冗談冗談。それぞれ意思表明して投票行うからー」


 


 なんていう事がありましたよ。懐かしいな。

 会話の流れは大まかにしか覚えていないけれど、こんな感じだった。


 先生の最後から二番目のセリフだけはあっている自身がある。


 自慢じゃないけど、記憶力は良いから!


 一番楽しいのはまだどんちゃん騒ぎできる中2の夏までさ.........

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