ニュー・ワールドのつぶやき その6

 第5話


 宇宙ステーションの壁に穴が空いたから宇宙飛行士が指で抑えてそのまま寝たっていう事件があったんだよな。それがこの話の元ネタ。


 いやぁ、もう尊敬しますよ。宇宙飛行士さん。


それで、軽い気持ちで「僕も宇宙に行きたい」と友だちに話したら、


「いや、宇宙船に穴あけまくりそうだから怖い」

 

 やら、


「宇宙飛行士になれるかも解らないしな。知識、記憶力はともかくそれ以外の部分で色々と問題が......」


 やら、


「まぁ、お前なら宇宙飛行士にならなくても自力でどうにかしそうで怖いな。」


 やら......友よ、お前の目に僕はどう映っているんだ。

 なんだかヤバい奴という認識をされているのが凄く解る。


 昔の友だちなんかに僕の第一印象を聞くと、大半は『ヤバイやつ』と答える。

 それ以外は覚えてないとか、騒がしそうだとか...


 いや、第一印象が良い奴にロクなやついないからな!?





 僕は、ヤバい奴じゃないんだよぉおおおおおお!!!








 宇界は僕みたいにならないように頑張る。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る