第16話 

愁花と俺は、大の漫画大好き。

純菜さんは、そう言う文化には、まったく興味なし。


だから、ネットカフェには、愁花と二人でいくことが多かった。

今日も、いっしょにネカフェ三昧。


俺「しゃあ、今日こそ、『いぬやしき』読破するぞ~」

愁花「よっしゃー。うち『ToLoveる』よむ~」


「じゃあ。個室2つで・・」

「ペア席でぇ~~」


同時に言われてあたふたする若い店長さん。


「まあ、ペア席でええわ。」

「では、22番へどうぞ」

「あ、はーい。」


「てか、どうせ、ペア席で俺の上に乗ってマンガ読むんやろ愁花」


「うん。」


「でも、なんで・・その・・いつもエッチなページなる度に俺に見せてくるん?」


「えっちいのは、き・ら・い・ですか?」


こ、声やべっ。グッときた。

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