第8話罠
日付が変わり午前四時ごろになりかけてた。
港の赤い屋根の倉庫内に入ると男がいた。
その男は来るなり現金一千万を先に渡せと言ってきた。
「その前に本当に浅岡洋一なのか確認させて」
というと男は一時的に黙りこんだ後こう言った。
「浅岡洋一はここにはいない。なんせ、俺らはお前らから金を奪ってずらかるつもりだからよ」
銃を取り出してエミリーがこう言った。
「そうはさせないわ。」
銃口を相手の頭部に向けた。
「ほう。おれとやり合うってのか?女。」
両者一歩も引かずににらみ合っていると倉庫の上空からヘリコプターのプロペラ音が鳴り響く。
すると天井の窓を割って入ってくる男の姿が見えた。
「待たせたなエミリー。」
その男は特殊スーツを身にまとった浅岡だった。
男は浅岡を見てこう言った。
「残念だったな。浅岡洋一お前はすでに包囲されてるんだよ」
と言い一斉射撃をしかけた。
倉庫にある荷物の影に隠れる。
そうしている間も銃声がやまない。
相手の攻撃が激しく近接して撃てないと判断した浅岡はヘリに無線で上空からの援護を要請した。
ヘリのドアを開けてスナイパーライフ型の捕食者でターゲットを複数に狙いを定めた。
「システム起動対象を確認し速やかに制圧してください。」
と捕食者が言った。
捕食者の指示通りに相手に標準を定め周りにいたやつらを次々と制圧した。
そして最終的には金銭目的で近付いて金を取ろうとした奴に近付くと男はこう言った。
「ふっはははは、ならあんたに一つ教えておいてやるよこの金を取ろうとしたのはおれの意志じゃない。」
「じゃあ誰だ?」
「決まっているシャドウアイのあのお方の意志だ...」
と言ったと同時にどこからか矢が男に向かって飛んできて男の胸を貫いた。
男は倒れ際に続けてこう言った。
「俺たちは死なない。」と言い倒れていった。
To be continued
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