第3話隠れ家
あれから数時間後
気がつけば飛行機が空港に着陸していた。
隣を見るとシオンもまだ、寝ているのに気付き肩を揺さぶった。
しばらくしてシオンも目覚めた。
機体から降りてそのまま空港の出口へ向かった。
空港から外に出ると一台の黒い軽自動車が止まっているのが見えた。
「ちょっと待ってろ」
浅岡はシオンにそう言い、車の方へ向かった。
数分くらいしてから浅岡はこっちに戻ってきてこう言った。
「あの車に乗るぞ。」
「えっ?あの人知り合いなの?」
「あぁ、そうだ!」
ひとまず車に乗り込んだ。
車に乗ると運転席に金髪の美少女が座っていた。
「ありがとうな。エミリー」
「どうもいたしまして。初めましてだったわね。シオン。私はエミリー・ミラーよろしくね!」
「あっ、どうも」
そう言いながらとある場所へと向かっていた。
何時間?何分くらいでついたのかは覚えがないけどそこには山のふもとに一軒だけの家があった。
「着いたぞ」
さっそく中に入るとどこにでもある普通の家だった。
周りを見ていると浅岡が本棚にある本を一冊抜き取ると仕掛けが作動し鉄の扉が出てきた。
その扉を開くとそこには大量の武器や極秘書物などがたくさんあり、浅岡はとある書物を持ちそれをエミリーに渡した。
「それが以前から探している奴だ。」
その極秘書物には公安内の人物の名前が載っていた。
「この男どこかで...」
その人物の名は財前秋男(ざいぜんあきお)と書いてあり公安統括最高責任者と説明欄に書かれていた。
「あぁ、俺が元所属していた組織の最高責任者であり、ゼロリバースシステムを知る男だ。」
そう言った。
その日はあっけなく終わりを告げた。
心理世界(ゼロリバース)の管理室
とある男が入ってきた。
そして加山カルトが入った試験管のようなものに触れてこう言った。
「あなたの目覚める日まで私の夢は終わらない。我が主、加山カルト。」
その試験管の中の液体がぶくぶくと上がっていた。
To be continued
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