ゼロリバース(亡国のシオン)

星空夜桜

第1話 断罪者と亡国者

・・・2年前 アフリカ南東部・・・


村が燃えている。周りを見渡すと武装した兵士が村人を大量虐殺している姿を見かけた。



その中で一人の少女が虐殺している兵士から逃げまとっていた。



逃げている途中で兵士に見つかり、逃げていくが角を曲がるとそこは行き止まりだった。


もう、駄目だと思ったとき・・・一人の男性が「よけろよ。お譲さん」といいトリガーを引いた。



「もうちょっとだけ待ってな。」


「対象に照準を合わせてください。」


「対象を確認。対象の心理判定はB断罪執行可能です。速やかに断罪してください。」





・・・数時間後・・・




「付近の制圧完了。これより次の目標に移動する。」


「あっ、あのさっきは助けてくれたありがとうございます。もしよろしければ私に銃に銃の使い方を教えてください。」



「悪いがまだ、お譲ちゃんに教えるのは早すぎる。」


「うぅ・・・」


「なら俺の住む日本に来い」



「はい!」


・・・数年後・・・


この世界はゼロリバースというAI装置によって秩序が保たれている。


あらゆる犯罪はゼロリバースが生み出した捕食者(predator)が抑止力となり、今まで保たれてきた。


でも、いずれ機械そのものに批判しているものも多い。


そう、この物語は元刑事浅岡洋一とシオン・ハルトの物語である。

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