第4話 空気
いろんな音が聞こえる
いろんなものが見える
身にまとった繊維の感触
顔や手に触れている空気
吸い込む 吐き出す
何も考えず じっとしている
なぜか 空気が…重い
こんなにも 重いものか
いまさらながら 気づく
このまま じっとしていては
なぜか はやる気持ち
新しい記憶 古い記憶 手繰る
いろんな 声が聞こえる
いろんな人が 見えてくる
行けるものなら飛んで行きたい
この 空気の重さを忘れさせてくれる
愛おしい恋いこがれる あなたの所へ
了
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