第21話 笑い声



目を閉じて風にあたっていた。




日の光が眩しいな。





薄めを開けると



おばあちゃんとお孫さんかな?





そんな二人連れが





視界の隙間に入ってきた。




嬉しそうに笑う声。






笑顔が




眩しいな。




楽しい事が




あったのかな?




嬉しい事が




あったのかな?





知らない、女の子とおばあちゃんの






嬉しそうに笑う







そんな姿を見て






なんだか





ポカポカ





してきたよ。









今日はね




本当は


ちょっとだけ





ちょっとだけ






しんどかったんだ。






ココに寄りかかって






青空を






ただ青空を





眺めていたんだ。






そんな時に





聞こえた 嬉しそうな






笑い声。






『おばあちゃん』



と駆け寄りながら




キャッキャッと笑う





女の子の笑い声。





そんな楽しそうな声を



聞いていると






なんだか嬉しくなってきたよ。






『よし、明日も頑張るか』






そう思って、もう一度





空を見上げた。





なんだか 





空も



風の香りも



優しく




頭を撫でてくれている様な





そんな





そんな気がした。




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