めぐり逢わせのお弁当(感想)

(ネタバレ注意)

一年ぶりの投稿。

久しぶりに映画を見た。集中力が短く、いつもはアニメか韓国ドラマに逃げてしまうから。アマプ〇のホームに流れていたので、何となく見てみた。


まずはこの映画の写真から。「きっとうまくいく」という映画を見てから、インドの映画は面白いんだなと思ってインド映画に関して好印象を抱いてた。お弁当で手紙のやり取りをしてどうなるんだろう…と気になった。


見終わった後の感想は、スッキリする訳でもなく。一人でにやけるくらい。

この映画は現実の生活に近いであろう形で撮られていてインドはこんな生活環境なんだ、と想像がついた。

インドのお弁当箱は日本と全然違うなと思った。4段くらいの丸いステンレスの容器。そして弁当配達人の存在。お弁当を鞄に入れるとかさばるので、配達してくれるひとがいるととても便利だと思った。


イラのお弁当を間違えて受け取ったサージャンは自分がいつも買っているお弁当屋さんのものと勘違いをしてそのまま食べてしまう。そしてお弁当の味に驚く。

空っぽのお弁当箱をみてイラはとても喜ぶが、夫と話すうちに違う人に届いていると気づく。そして手紙を忍ばせる。


手紙のやり取りでイラはサージャンに夫の相談などをするようになって、サージャンも自分のことを手紙で話したりして、じゃあ次は会うのか?と思っていたところ、

サージャンは自分の年を気にして会うのをやめてしまった。私的には年なんか気にせずに会ってほしかった。会っていたらまた話の展開は変わっていたのだろうか。

好きだったシーンはお弁当を食べるところ。本場のナンってあんなに薄いの!?と驚いてしまった。なにより、カレーがとてもおいしそうだった。

イラが飲んでいた本場のチャイも飲んでみたいと思った。スタ〇のチャイラテはとても好きだ。


私的に面白かった部分は主人公のイラがおばとコミュニケーションをとるとき。

キッチンの窓から上の階に向けて大声で「おば?!!いる?!!」と叫んで「いるよ!!!」という元気な声が返ってきてそれから会話が始まる。私が住んでいたフィリピンでもいつも叫んでいたので親近感がわいた。おばは話し相手なだけではなく、アドバイスも、足りない調味料もくれる。顔は最後まで見せなかったので、どんな姿なのかとても気なった。

あとイラが弁当配達人に、「お弁当が違う人に届いています。」、と言うも、

「いや、私は絶対に間違えない。」という配達人の自信とプライドにクスッとしてしまった。


作中にもでてくる幸せの国、「ブータン」行ってみたいなと思った。

どんな国なのか、どんな人が住んでいるのか。

もちろん、そこに行ったからと言って幸せになる保証はない。

幸せの定義は一人ひとり違うのだから。

自分にとって何が幸せなのが考える日々。

家族と一緒に過ごす時間、本を読む時間、映画を見る時間、友達と過ごす時間、

おいしいものを食べる時間。

気づいていないだけで、すでに自分は幸せなのかな。

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