#詩コン 文
文身
白銀の途に足跡が落ちています
さまざまな思いが奔る ばかりの残響が
駆け巡るのを眺めましては、
しげしげと認める 夕餉の彩を
お伝え出来ないのが 実に無念であります。
口を塞がれた山鼠の道筋は確かに
あちらこちらに灯火を遺してゆくもので
さて、あるべき場所は
どこへなりとて息吹周りて軌跡と伝染り込むもの。
やむことのない あめかぜにただ、ただうたえよ
風花よ、舞い 賜えよ
否定も肯定もいらないから
抱きとめて欲しいだけ
コトバなんか決して入れないで
私、泣いて終うから
心底怖くなるわ
白紙の鳩が平和を呼び込むなら
私、紙飛行機で飛び立って見せるの
ゆらゆらと蝋燭の明かりにうつりこむ
脱色された烏とそのうち影と躍ります
あなたのその手で咲かせた心の像は
いつまでも花開くことなく蕾のまま
色づくこともなく、
ただ墨色の日々を認めている
午後10:23 · 2020年10月1日
詩コン第80回特別賞選挙に入りました、
シコン賞はとれませんでしたが選挙の結果より沢山の方から票をいただき、良いと思っていただけたこと、また私の詩を読んでいただけたこと、それがまずとても嬉しく思います (⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”
佳作に選んで頂きました。ありがとうございます^^*
あとから筆を加えること。加筆。入れ筆。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます