第19話
犬いぬ図鑑
「かよ」と「まぁ」はフルカラーの「犬図表」を手にいれた。 二人はお気に入りの犬を選んだ。可愛らしい「ポメラニアン(→ポメラ(キメラや私のFT漫画にする予定の物語の主役のナグサ・パメラではない))」「コッカスパニエル(→コッカ)」「パピヨン」カッコいい(ただ漠然と人間なのに、成れるのならなってみたいなと思っていた犬は)「シェパード」「ドーベルマン」大きく救助犬として頼もしい「ピレネー犬」「セントバーナード」日本の代表選手「柴犬」「紀州犬」「秋田県」等だ。ハウス食品の世界名作劇場の「南の虹のルーシー」から「悪魔の犬」と恐れられていた「ディンゴ」(ムツゴロウさんが口説いていた野生の動物はタスマニアデビルだったけ?)もいただいた。カッコいいからだ。そうして、私達はままごとを始めた。「わんわん物語(c)ディズニー」のトランプの想い犬デリーはコックさん。で、他はおしゃまなお嬢さんから明朗快活な勝ち気な女の子やカッコいいお兄さんや頼りになるアニキとか、見かけのインスピレーションだけで、勝手な性格付けをして遊んでいた。それはフルカラーの1枚のポスターの様な図表だったから、気性が書いてなかったからなのだ。
「まぁ」が、やりたい犬の名前をあげ「かよ」は、残りの犬の役を、引き受けてくれた。(そう言えば今ウチで飼っている忠犬チワワ達や盲導犬として優れているゴールデンレトリバーやラプラドールレトリバーが載っていなかった)
ちょっと話は変わるが、毎月定期購買の学研の「学習」か「科学」のどちらかの付録にある「あほームズ」というキャラクターがおり、その語感を気に入っていた「まぁ」は「アホームズ」という名探偵をカッコよくみせることで遊んでいた。「かよ」は、そのお姉さんというキャラクターで遊んでいた。それがジブリの犬頭・体人間?の「名探偵ホームズ」につながった(子供は思い込みが凄いな)のかな?と、広川太一郎さんの声を聞くたびにどきどきしていた。当時から八幡宮さん以外には内緒で漫画家を目指していた私は(今もだが)
犬の顔を描くことが難しくて、人間の顔ならなんとか描けた下手くそさで、描けないよーと「なんで?なんで?」と悔しがっていた。今ウチにいる忠犬のチワワ達の顔を見てるが、やはりどうやって描いたらいいか(生きてる内は、肉眼の両目で見て、お世話をして、描かないでおこうと、思っているのだが)悩んでいる。鼻と口と顎が突出しているから、上手くデフォルメ出来ないんだろうな。
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