第51話
「案外あっさりしているのな」
「そう簡単なものではないぞユノ王子。熱資源と私領地を奪われるということはそこに住む者たちは領地から追い出されこれまでの生活を送れなくなるということだ。」
「まぁしばらくはノヴェル家の私領地にすむことになると思うがな。土地は余っているんだろう?ティナ嬢」
「ふふっ愚兄のおかげで半数の土地は更地に変えたわ」
「…本当こええよ鬼の王族は…」
「ティナ…その…ごめんなさい」
アナスタシアが申し訳なさそうに謝罪するが私にとって土地などどうでもよかった
「いいの。私はもうノヴェル家にもテンペスタ家にも戻りません。今は弟が政権を握っていますし土地だって余っている。呪いを解くことだけを考えましょう」
「ではティナ嬢。東と西で入手した証を持っているな?」
「えぇここに。一応取っておいてあるわ」
「ならばいい。すぐに呪術具の制作に取り掛かる。お前たちは儀式の準備をしていてくれ」
「儀式って…そんなことすればティナの体に負担が…それにアナスタシアだって…」
「ユノ。大丈夫よ。ハンナ様もロナウド様も無意味なことは言わないわ」
そうなだめると納得してなさそうなユノにハンナ様がつぶやく
「今は呪いはない。そう心配せずともティナ嬢の体に負担はかからない。」
「で、でも…」
「それに今回は寝ているだけでいい。この呪術具とお前たちの神器をもってな」
「寝ているだけ…?」
「あぁ、俺たちの力は夢に干渉して儀式を執り行うからな」
「えぇ、だからどうかいい夢を」
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