第31話

「仕方ないだろう無茶をしなければ俺たちは全員やられていたんだ。ティナだって死んでたかもしれないんだ」



「…レオンはここで休んでてくれ。クロードと行ってくる。ザク!この泉の水の作り方わかるか?」

ユノは泉の水が入った容器をだした


「イアン殿が既に準備を整えています。俺が届けますのでご安心ください!」



「ルーラ、フェン、ライア!悪いが俺の代わりにユノ王子の護衛をしてくれ」



「…了解です!」








気が付けば私はどこかの部屋に閉じ込められていた



「…まだ城の中だろうな」



この近くにレオンの血の匂いはする



「目が覚めましたか?アナスタシア…いいや、その妹のティナ…まさか貴女の存在が替え玉だったのですね」


レイス王子が私の顎を上向かせる


「…レイス…」



「まさか父上まで騙していたとは驚きだ。さて、アナスタシアご本人はどこでしょうかね?例の条件の婚約は”アナスタシア”だったはずだが」



「…答える必要がある?」


「貴女に拒否権はない。これは命令だ。」



顎を掴む手の力が込められる


「ふふっふふふっ」


「何がおかしい!」


「貴方は国王陛下から聞いていないのか?婚約の条件を…ふふふっ」



「…俺を笑うな!」


私に平手打ちをしてレイスは続けていった

「父上は言ったアナスタシアと婚約する者に王位を譲ると…貴女はそもそもアナスタシアではないではないか!」


「ふふっそうですね。ですが、アナスタシアとして氷の女王をしていたのもまた私…お姉さまに会わせろと言われても到底無理な話ですわ」




「な…に?」





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