上位互換を手に入れたから私はお払い箱?《お金持ちの国の【戦巫女】をクビになったけど直ぐに再就職出来ました》
ぶっちゃけマシン
第1話
「フハハハハハ、リン! リンはどこに居るか?」
ペルクーリ王太子の笑い声が聞こえる。一応、現在の私の
この人の声って男のくせに変に甲高いから大きい声を出されるとちょっと
「はい。
私は石造りの部屋の中央に顔を
「おお、ここに
顔を上げて彼の方を見ると小柄な女性を従えている。顔は
「
はいはい。私は
「よって、其方を我が『ゴルジョケア国』の【
心の中でチョーン!と音がした。私が【
この世界に来てから、『ゴルジョケア国』の【
今度の戦が私にとっての正念場だった。相手にも【
でも私のおかげで勝てたのにクビなんておかしくない? 婚約解消は正直
「ククク、どうして私が!と言う顔だな? この者を見よ! お前など比べものにならぬほど美しいだろう!」
そう言ってペルクーリ王太子は横に従えている女性の肩を抱いた。背の高さはお似合いだ。けど遠目にはちょっとおチビでデブなカップルに見えなくもないかな。
「
そうですね。私もそこが一番
「この者を見よ! お前など比べものにならぬほど美しいだろう!」
ソレ、さっき言った。同じこと2回言うな。2乗でバカっぽいから。
「予はこの者、ラスカーシャ・メーイッキを我が『ゴルジョケア国』の【
3乗でバカだったか・・・。もう
「このラスカーシャはな、お前など足元にも及ばぬ【上位互換】の【
やっぱり何かムカついて来た。大体、【上位互換】って私に負けたじゃん。【
「ペルクーリ殿下、
「・・・・・・の名に置いて、この者、ラスカーシャ・メーイッキを我が『ゴルジョケア国』の【
神官の詠唱が終わると同時に私の視界の端に表示されていたステータスが変化した。
『
↓
『
所属が「なし」になった途端、色々なステータスも下がっちゃった。あああ、無職になった実感が
「
王太子は金貨が入った袋とフードの着いたマント、ブーツを投げて寄こした。護身用の
(無職とは言え【
ペルクーリ王太子が配下に命令しているのが
(あ~あ、どうしてこうなっちゃったんだろう。これも全部、あの神様のせいだ!)
私はこの世界に転生する
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