六話 「ネガティブ」
雨の中
傘を差さずに
一人涙をこらえていた。
身体がぬれることより
心が痛かった。
優しい人は
私に声を
掛けてくれたけど
私には全然
響いてこなかった。
自分のことを
ずっと責めていた。
こんな風にへこむのは
もう何回目だろう。
いつからか数えるのも嫌になった。
本当はへこむことに
意味がないとわかっている。
私は、自分を守りたい。
ただその守り方が
どうしてもわからなかった。
強くなりたかった。
ネガディブな自分さえも
許せるぐらいの
心をもちたい。
立ち止まってばかりは嫌だから。
急には変われない。
そんなことはわかっている。
でも今日こんな風に
考えられたことで
少しは前進したかな?
ちょっとずつでも前に進めたらいいよね。
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