悪霊

黒煙

第1話 100年の孤独

 私は12年前に統合失調症と診断された。

筆舌に尽くしがたい日々を今まで送ってきた。

全部自業自得だけど。

仲間を裏切ったのだ。

共闘していた仲間を差し置いて、自分だけ逃げ出したのだ。

罪悪感からか精神病になった。

これは俺が背負った罪の十字架だと、友人に話したところ

「いや、十字架とか意味わかんないし、どうでもいいから」

と言われた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る