深夜のピラミッド
シスコ村
第1話 new o 駅
new o駅はオフィス街だ
周りには一部上場企業のビル群が立ち並び、昼間はサラリーマンやOLで溢れている
しかし、new o駅は深夜になると別の顔を持つ
深夜のオフィス街など人通りはなく、猫が何かの小動物を追って走っている
私は、そんなnew o駅を深夜にランニングする
誰も居ないオフィス街を深夜に黙々と走るのだ
ビル群は静かだが、死んだ廃墟とは違った不気味な生命力を発している
私には目的地がある
不気味にそびえたつビル群の合間にひっそりと小さなピラミッドがある
人が1人入れる位のテントの様なピラミッドだ
おそらく芸術家のモニュメントか何かだろう
昼間は余り目立たないが夜になると7色にライトアップされる
私は最初好奇心からそのピラミッドに入ってみたが入った瞬間に何か特別なものを感じた
私の中の何かが回復していくような何か
遠い昔に別れた誰かを思い出すような感覚。。
私は直ぐにピラミッドの虜になった。
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