多くは未定
カイロ
エピローグ
私は幸せなのでしょう。
小・中・高と塾に通いながらそれなりに勉強をし、国立の大学に進学した。
まあまあ名前の知られた会社に就職、親が学費・生活費を払ってくれていたおかげで奨学金の返済もなく、社会人1年目で高い保険料に文句を言いつつも新車で車を買うことができた。
周りには塾に通えない家庭環境の子がいたし、大学の進学を諦めた子もいた。
大学に進学しても、奨学金を借りないと生活ができない子がいた。
車を持ちたくても、維持費が払えないから諦めている子が周りにいる。
私は恵まれているのでしょう。
これから先も、宝くじを当てて突然億万長者になるような幸運は起こらなくても、“誰かと比べて”幸せではあるだろうと信じていた。
そんな私には、偶然かもしれないけれど、もしかしたら運命かもしれない彼との出会いがあったのです。
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