異世界キャラクター設定 瑠美サイド

一章瑠美側キャラクター


■ ルーナ=アス

 本編ではルーナとだけ呼ばれるドワーフの女性の魔術師。年齢不詳、身長153cm、体重???kg。右目が紅目、左目が碧目のオッドアイ。髪の色は一般的なドワーフ同様の茶髪であり、ショートカット。


魔力操作という一点において魔術師の頂点に君臨するドワーフであり、あらゆる魔術を使うことが可能。その中でも特筆すべき魔術は「密度操作」。土を鉄ほどにも変える程の魔術は彼女一人を奪い合うだけで戦争が起き得るほどのものである。


ドワーフの国にて国お抱えの魔術師となっていた。あらゆる魔術分野にて活躍を示すも、その最も得意とした魔術は魔道具に関するもの。特にルーナともう一人謎の男性が作り上げたと言われる魔法槌ゼルは「魔術」ではなく「魔法」と呼ばれる技術を使用しており、これを再現できた者は存在しない。…訳ではなく、使っているが魔法と呼んでいない。もしくは魔法という概念だと知らない者で全てである。


仮にルーナが全力を出せる魔道具を全て装備していた場合、ガイカルド数体を同時に相手取っても討伐することが可能なほどの戦力を誇る。その時であればローヴルフ程度の魔物は傷つけることさえできないだろう。


禁忌と呼ばれた分野にも手を付けており、その結果が危険過ぎる内容だったためドワーフの王家にだけ伝えている。

禁忌研究に嫌気がさしたのか不明だがドワーフの国から出奔し、旅の魔術師となる。その余りにも高すぎる能力から追手が差し向けられたが全て撒かれた。



余りにも秘密が多過ぎるため彼女について記載できることは少ない。



ここから一章)

 旅の最中、ナルゼラ荒野に到達するもローヴルフの巣窟となっていることが分かり、逃げようとするも逃げられず、両腕を喰われた段階で偽死魔術を展開、ローヴルフにより全身を喰われることから逃れる。

そこに現れた謎の人間らしき女性を魔力にて感知、その特異性を看破する。が、ナルゼラ荒野はその端までローヴルフの巣窟となっているため、特異性を利用することはほぼ不可能と判断。一部でも持ち帰ればいいか程度に考える。

無意識的にだったがそれは成功する。が、ルーナ本人は危機に陥るまでそれに気づかなかった。


二章)

 ルミナの一部となっており、■機密事項により閲覧不可■


三章)

 ルーナがかつて■機密事項により閲覧不可■


四章)

 ルーナの最も■機密事項により閲覧不可■


五章以降)

 ■閲覧不可■



■ ローヴルフ

 ナルゼラ荒野をねぐらとする狼のような魔物。ナルゼラ荒野においてはゴキブリのようにわいて出る魔物であり、そのサイズは2.5m~100m程の振れ幅がある。素早さなどの肉体強度的な基本能力は狼である特徴がそのまま強化されたような能力であり、最も特筆すべきはその能力の多様さ。炎を扱えば水を扱うものもおり、時間や空間すら扱おうとするものもいる。

これは一言で言うと殺しにメタを回しまくった結果。結果汎用性の高いやつがいいという結論にいたり、時間や空間を奪う能力に成長していった。


サイズが大きい程上位個体であるわけではない。

事実彼らの最も強い個体は10m程の個体であり、時間操作のような魔術を行使する。どういう効果かというと並行世界の最も良いところへ自らを飛ばすというもの。但し自らの力量を遥かに超えるものと対峙した場合魔術は失敗しやすくなる。


ローヴルフ同士であれば大きさの差は毒なりなんなりでなんとかなる程度だったため問題なかったが、災害獣が相手となると無理ゲーとなった。

この個体は最期にローヴルフをまとめ、ガイカルドに特攻して無事喰われた模様。


なぜ瑠美がループする惨劇を受けたのか、それはローヴルフの魔術によるもの。不完全であったが上記のローヴルフと似たようなことができつつあった個体が瑠美を一番最初に押し潰して殺した個体。この個体が瑠美がルーナに近づいた時に魔術を行使。瑠美に浮遊感を与えたのが魔術がうまくいった証拠であり、次のループからいないのが魔術が不完全な証拠。

これにより時間操作が発生、ルーナに近づいた時に遡る。が、時間操作が不完全だったとしてこのローヴルフはこの世界から消滅する、という現象が起きた。


だが瑠美の特異性、異世界の人物であることがこの魔術を周囲にまき散らすことになった。このことによって瑠美は喰われ死ぬループにはまることになる。


ローヴルフ全体としてはガイカルドの襲撃によってほぼ根絶やしにされる。群れのリーダーがナルゼラ荒野全域から集めて戦おうとし、ガイカルドが群れを集めているところへ尻尾を叩き込んだため壊滅的被害を受け、その後もガイカルドが襲ったため生き残りは数十匹のみ。


なおこの生き残りは全て瑠美を喰らった個体である。瑠美を食べた瞬間から個体の能力が急激に増加し、一夜で自らの力と成した直後にガイカルドがやってきた。増加した力のおかげで力量が分かってしまい、即逃亡を判断した。


だがそもそも群れはこれら瑠美を喰らった個体により崩壊の兆候が表れていた。単純に強い個体がいきなり数十体増えれば群雄割拠が始まるから。その兆候が顕在する前にガイカルドに滅ぼされたのは彼らからすれば同じ結果だったのかもしれない。



また、大陸内に散らばったローヴルフが何処にいるかは定かではない。ただ言えることはそれなりに強い魔物や災害獣によって喰われたか、殺されたか。そうでなければどこかに引きこもっているだろう。



■ 災害獣 ガイカルド

 最初に登場した災害獣。災害足る岩石とも呼ばれる。モデルはモンスターハンターのラオシャンロンに百足を足したようなもの、のサイズを数十倍にしたというもの。

岩盤近くに生息しているため、一度地上に浮上しようとすると岩盤ごと持ちあがるという現象が生じる。そのため背中に山を背負っているような格好になる。


本編で登場するのは一匹だけだが、世界には十数匹以上いる。

ガイカルドは地下に生きる竜であり、岩石や鉱石を喰って成長する。どういったガイカルドになるかは喰っていた物次第。地上に浮上できるほどの力を得たら地上の血肉を喰らいに行く。そして地上でも問題なく生きれることを確認したらまた地下に潜るという生態。


本編で登場するガイカルドの大きさはガイカルドから見たら中~大程度のサイズ。魔鉄と言われる岩石を喰らい成長するタイプ。かなりスタンダードなもの。もし魔硬鉄を喰っていた個体だったら討伐はできなかった。


サイズが大きすぎるのでそこから腕や足を振り下ろすだけで十分な破壊力を叩き出すことができる。仮に攻撃を受けたとしても、外殻と呼ばれる喰った岩石により成長したガイカルドが放出する魔力が固まった結晶体がはじき返すことだろう。

もし外殻を砕けるほどの力がある敵対者が現れれば、外殻に魔力を浸透させ形状を攻撃形態に変化させる。敵対者は触れることはできず、自らのサイズによる圧殺にて全てを終わらせる、それがガイカルドの戦闘方法である。


さらに魔術ができないというわけではなく、自らを途轍もなく硬くする魔術である鉄塊化を使う。ドラクエのだいぼうぎょとかアストロンと似たようなもの。

これは地下でガイカルドが小さい頃だと別の魔物に喰われるかもしれない時使用するもの。硬くすることでどでかい岩石の塊と誤認させる役割を持つ。

そのためドワーフや人間らの使う鉄塊化とは性能が違う。性質を自らの魔力量=硬さと変換しためっちゃ硬い性質を持つ岩石の塊になるというのが正確な性能。普通の鉄塊化はただのだいぼうぎょに近いが、これはスカラを相手のダメージがなくなるまでかけ続けているようなもの。


地下における災害獣としてはかなり強い方の部類。というか地上と、特に海中が災害獣だらけすぎて相対的に地下における災害獣の総数が少ないため弱い。災害獣全体からしたら下の中程度の強さ。


本編のガイカルドは瑠美を食べたローヴルフを食べており、その力が飛躍的に上昇。その力を把握するも戦闘時における自らの力までは確認できていなかった。そのため魔力を無駄なく使うことができなくなっており、いつも以上に力押しの状態になっていた。

この時のガイカルドは災害獣として下の上くらいまでいっており、魔力を無駄なく運用できていれば一部の能力は中の位階に入ることもできただろう。


だが力の代償として、その力の元である瑠美という存在として、敵対者より上であるかどうかというものが作られてしまい、その弱点を突かれたため敗北した。

これは他の瑠美を喰らった魔物にも同じことが言える。敵対者がより「瑠美らしい」ければ問答無用で弱体化がかかる。

同格であれば少なくとも共鳴するような反応が起きる。この時生命力の活性化を行うと敵対者であろうが最も瑠美らしい器官同士が近づこうとする。



なお、この世界においてルミナよりも「瑠美らしい」存在はいない。

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