第9話 秘密のもふもふ

 飼い猫の背中にスマホが吸い込まれた話を友人にしたら、

「やっぱりモフモフホール現象はあったんだ! これは大発見だ! 早く論文を書いて学会に……」

 などと言って立ち上がり、客間から急いで出ていった。

 その後を、飼い猫が走って追いかけていく。


 それから友人とは連絡がとれない。

 猫は今日も元気だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る