第3話 小手先の技・・救いたいもの 守るべきもの 

目くらましに わざと外しながら、小さな魔法の炎の玉を作っては

投げつける


だが、セルト

彼にはお見通しだった


振りおろされる剣を幾度となく、かわしながら

わずかばかりだが

確実に傷が増えて痛む


心の片隅で 誰かが呟く


小手先で逃げても無駄だ

相手は強くて本気で殺しにかかってきている


死にたくなければ 逃げるか こっちも本気で殺すのだと



逃げる訳には行かない・・


それに深い傷をおった兵士が数人痛みにうめいてる

大勢の味方の兵士達がやられてしまう


ザクリと鈍い音

自らの悲鳴!肩に剣が食い込む

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