第21話 のはなし にぶんのいち(伊集院光 宝島社 絶版)

 私にとって伊集院光は、あくまで『ラジオでしゃべる人』である。

 その『ラジオの職人』が爆笑必須な話から、ドキリッとしたり泣ける話まで網羅したエッセーである。

 数多く『タレント本』はある。

 でも、この本はラジオの伊集院光の持ち味を残しつつ独特のセンスで面白い。


 思えば、伊集院光を知った時。

 私高校生で彼は三十代。

 深夜ラジオ全盛期で伊集院光は(テレビでは知らないが)ラジオでカリスマであった。(その分、滅茶滅茶な部分もあったのだけど)

 その伊集院も五十を過ぎ、今やラジオで昼の顔である。

 私も四十代になった。

 

 なお、この文庫本も絶版になっているので中古で買うことをお勧めする。

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