ドラゴンに転生!〜せっかくなのでドラゴンを謳歌する〜

エン

電気の竜と邪悪なる竜

ド ラ ゴ ン に な っ た よ



 平凡な人生だった。


 普通の家庭に生まれ、特に才能もなく、ただただ平凡だった。


 そう……ガキのころは風呂の湯でかめ◯波!とかやってみたり、水風船を手に乗っけて螺◯丸の練習とかやってみたり……はたまた高いところから飛び降りて空を飛ぶ練習をしたり!!


 中学生ぐらいになると厨二病なるものに目覚めカッコいい技名とか考えてさけんだり。

 そしてその恥ずかしさに気づき悶えたり………!


 男なら誰でも通るであろう道を通り平凡に生きてきた。


 今日も今日とて男子高校生としてのとくに突発したものもなく平凡な1日を送っていた。


 その日の授業を終え、下校しているとき俺はそいつを見つけた。そう……カナヘビちゃんだ!!

 もちろん俺は追いかけた。なぜかって?男だろ?ガキかって?男はいつまでも少年の心を忘れないものなんだぜ☆……!


 俺の住んでいる場所はかなりの田舎で山なんてそこらへんにいくらでもある。カナヘビちゃんが逃げ込んだのはそのなかの一つでかなり傾斜の大きいところだった。


 途中で見失ってしまったが再びロックオン!!今度こそ逃すまいと距離をつめるため、俺は駆け出そうとした。


 そして気づいたら地面を転がり、池へゴールイン!


 転んじゃった☆


 そして悲報………俺、泳げません


 この池なかなか深いわぁ……。


 




+++++++++++++++






 ん?なんだここは?暗い。あ、なんか硬いものに包まれてる?閉じ込められているのか?

 フッ…甘いな。俺を閉じ込めようなんざ100年早い!俺のこのゴッドパンチにかかればこんなもr


 バリッ


 あ、マジで破れたわ。


 さてここはどこだ?

 

 ……ん?ん?


 なんだこの腕は……鱗?あ、なかなかいい爪をお持ちで。そしてさっきから違和感のある背中とお尻さんには……

 oh!これまたカッコいい翼とキューティクルな尻尾が。


 え?なんだこれ


 困惑したままあたりを見渡していると、小さな池が。

 覗き込んでみるとあら不思議。そこには小さなドラゴンがいましたとさ。


 ……ド ラ ゴ ン に な っ た よ !



 訂正、俺、死に方は平凡じゃなかったぜ☆!






 

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