第10話 ご褒美

さて・・・どんなことしてもらおうかな。ん?身体強化魔法できるのって?


さっきさステータスちらっと見たんだ。身体強化生えてました。勝ち確ありがとうございます。ついでに部分強化ってのもありました。いい匂いとミキちゃんが可愛すぎて気合いれすぎたようです。


マナちゃんありがとう、心の友よ!!


他にも生えてたんだけど、今はまずミキちゃん自由回数券をゲットしましょう。とりあえず最初からできてたら不自然で物言い入りそうなので解除と。


「いつでもいいよ!マナを感じてるので美貴ちゃんからスタートって言ってね」


てきとーなことを言っておく。でもなんとなくだけど、これがマナかってわかるんだよね。


体の中からなくなったものを周りから取り入れようとすると不思議な感覚が体を通り抜けるのよ。それがマナちゃんなんじゃないかなたぶん。


「じゃあ見てみるからね。できなくても落ち込まなくていいのよ。難しいことなんだからね。スタート〜〜!」


静かに目を閉じる。


集中して・・・視覚と嗅覚にすべての神経を研ぎ澄ませる。


ミキちゃんやっぱりいい匂いです。ぱちくりしてるお目目も可愛いですね。


「え、え・・・、で、できてる。しかも、部分強化って・・・。なんで目と鼻が強化されてるのかはちょっと考えたくないけど・・・。それ全身に回すこともできるの?」


ん?全身にか・・。これを全身に回らせて・・・、あれ全身に回ったのいいけど外に流れてく感じがするな。押し留めるイメージで・・・。ん、だめか・・・。なら体を薄いマナの皮膜で覆う・・・。うん。できたわ!


「い、いやそういう意味で言ったんじゃなかったんだけど・・・。身体強化使ったかと思ったら、練気になってるし・・・。おかしくない?なんでできてるのよ・・・。あなた前から出来たの?」


ふぅ・・・。再び視覚と嗅覚に部分強化をば・・・。幸せです!!


「マナも今日初めて知ったし魔法なんて使えないよ。愛の力ですねきっと」


「あ、愛の力ってどうゆうことーー!!そんなんでできたら苦労しないわよ。ってさりげなく目と鼻強化しないでよ!!恥ずかしいから!」


「いやこれはパッシブスキルなんだ。ミキちゃんを感じたいし。で、お願い聞いてくれるのかな〜〜?結果は〜〜?」


「う・・・。できてるわよ・・・。1つだけだから・・・ね?(なにされるのよ・・・私。やばいわ・・・この人のことだから、私の初めてとられちゃうのかしら・・・でも大丈夫。見たらきっとそんな気も起きなくなるはず・・・)」


「んじゃあベッドとかありますか?」


やったぜ!ご褒美ゲットだぜ!!!


「あ、あるわよ。(やっぱりぃぃぃ!この人嫌いではないんだけど・・・。そうゆうのは付き合ってからもっとゆっくりと・・・。はじめてはもっとロマンチックなのが良かったな・・・。見ても引かないんだったら・・・責任とってよね・・・)。


マイルームってのが1人1人にあるわ。街のポータルから移動可能な場所よ。この場所からも行けるから・・・じゃ行くわよ・・・」


そうして2人は光に包まれた。

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