個人的に、アニメや映画は５０年、小説は１００年、絵画は８００年ぐらいが限度で、それ以上古いと歴史的な価値や意義は感じますが、現代の視点から見てしまうと絶対的な良さというのは感じられないと思っています。

しかしながら、彫刻は何百年、何千年前のものでも、不思議と古臭さを感じずに純粋に素晴らしいと感じることができる。

ミケランジェロは、ローマやギリシャ時代の彫刻を見て、すでに彫刻家がすべきことはやり尽くされていると言ったとか。

古代人の彫刻の素晴らしさに共感する人がいることが（たとえ作中の登場人物であっても）、嬉しかったです。