第30話 俺の前世はきっと槍足軽

 やっ太郎は感激に打ち震えていた。


(・3・)〈おお……またしても天からの声が!!


 小説化になろうにて、『夕月悠里 様』より


(一部抜粋)


『ノベルギルドいいですね。


読者が依頼者で、作者が冒険者な感じですかね。ランキングでランク付けとか。掲示板でコンテスト募集みたいな(ランク制限とか)。』


 との有り難いお声を頂き、やっ太郎はなるほど、と手を打った!!


 ノベルギルドの設立を思い立った大きな理由として、『未だ見ぬ優れた作品の発掘』というものがある。


 そして名作の発掘にあたり、ただ単にポイントの高低だけでの判定であれば、先にノベルギルドに加入した作品ばかりが有利になってしまう。


 それでは非常にもったいない。なので作家様にランクを付けさせて頂き、『Bランクの作家様オンリーのコンテスト』や『Dランク以下の作家様限定コンテスト』を定期的に開催すれば、『めちゃくちゃ面白いのに運悪く注目されていない作品』や、『ノベルギルドに突如現れた新星』を発掘出来る可能性が高まるハズ!!


 そしてなるべくランクは細かく分けた方が名作発掘のチャンスは増えると思われる。


 例えば登録者が100人いたとして


 Aランク 20人

 Bランク 30人

 Cランク 50人


 の3段階で、各ランクごとにコンテストをやったとする。各ランクの上位3名が注目されるとして注目されるのは、上位3名×3段階=9名である。もしこれが


 Aランク 20人

 Bランク 20人

 Cランク 20人

 Dランク 20人

 Eランク 20人


 の5段階で、各ランクごとにコンテストをやったとすれば注目されるのは、上位3名×5段階で15名である。


 なので日の目を浴びる作品や機会が増えるように、ランクは多めに分けた方が良いとやっ太郎は思うのである。


 コレはぜひやってみたい!! 夕月悠里様、本当にグッド……いやゴッドアイデアでございます!!


(・3・)〈まずー、トップはSSSランクとしてー


 ……え? いや、だって……皆好きでしょ? SSSランク(笑)

 あと、一番下はFランクだな、皆タイトルでよく使うでしょ? Fランク(笑)


 問題はそのシステムをどうやって作るかだな……


(・3・)〈うっぷ……想像しただけで吐き気が……


 全く、能力が足りないのに『アレやりたい!!』だの、『コレやりたい!!』だのと……


( ・3・)〈やりたいやりたいやりたいって……わしゃ槍足軽か!!(苦笑)


 あと、問題はランク付けの基準をどうするかなんだよなー


 作品のポイント?

 完結した作品の数?

 評価人数?


 うーん、何か良い案があれば教えて頂けるとありがたいです!!


(・3・)〈次回の更新は恐らく『ランク付けの基準どうしようか』回になると思います!!


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