「名刺代わりの小説10選」だそうです
Twitterでタイトルのタグが回っているとのお話をききました。
名刺代わりの小説10作品。確かに、何を選ぶかでその人が語られるものかもしれません。時にはその人が書くものの作風までも。
ということで、私も考えてみました。10作品。短編も含みます。
1 :クリスマスキャロル(ディケンズ)
2 :霧のむこうの不思議な町(柏葉幸子)
3 :失われた世界(コナン・ドイル)
4 :深夜特急(沢木耕太郎)
5 :悪女について(有吉佐和子)
6 :ボートの三人男(J.K.ジェローム)
7 :偉大なワンドゥードルさいごの一ぴき(ジュリー・アンドリュース)
8 :警官と讃美歌(オー・ヘンリー)
9 :賢者の贈り物(同上)
10:ラブレター(浅田次郎)
「名刺代わり」ってことになると、やはり最近読んだ作家さんの作品より、子どもの頃に夢中になって、今読んでもやはり夢中になれるような作品を残したくなってしまいます。ということで、古めの児童文学や冒険要素のある作品が多いです。もしもっと早く出会って読んでいたら、トールキンの「指輪物語」や「ホビットの冒険」、エンデの「はてしない物語」なども入れることになったかもしれません。
ただし8、9、10に挙げた短編については、単純に「こんな短編が書きたい!」という目標まじりかも。オー・ヘンリーの凄さは言うまでもないし、浅田次郎「ラブレター」については、今まで読んだ長編・短編通じて、これほど泣かされた物語はありません。
また、上記の中で「これ小説?」と言われそうなのが「深夜特急」です。これは位置づけとしては事実を元にした紀行小説で、「読んだ人はみんな海外に一人で出かけることになる」という呪いのかかった作品(私自身も例に漏れませんでした)なのですが、もしノンフィクションに分類すべきなら、これに替えて「十五少年漂流記」か「海底二万マイル」を入れたいところです。
あ、あと本当は「源氏物語」がものすごく好きなのですが……原文ではなく様々な現代語訳で読んでいるので、これも残すのはやめました。
選んでみたら、好きな作家なのに山崎豊子や荻原浩の作品が一つも挙げられなかったなあ……とか、漱石の「坊ちゃん」も好きだし谷崎の「細雪」もいいなあとか、まだまだ心残りがあります。
まあ、あれもこれもでは名刺になりませんので、こんなところでいいのかもしれません。
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