ミドル戦闘前

調査を切り上げると、瑠璃原からメールが来る。

「みんなお疲れ様! このあたりで捜査の進展について一緒に話さない? 場所はF市支部の会議室ね!」


F市支部前に到着しても、瑠璃原は出迎えに来ない。

そこに矢場鉄が帰ってくる。

矢場鉄「瑠璃原のメールぅ? んなもん見てねーよ、どういうことだ?」

矢場鉄「よし、俺も会議室へ行くぞ。アイツはすぐ勝手に行動しやがる、また絞ってやらんとなあ!」


会議室の扉を開けようとすると……

矢場鉄「待て!!!!………何か、ヤバいぞ!!!!」

ごお、と空気が会議室に吸い込まれ──目の前全てが爆発する。

バックドラフトと呼ばれる現象だった。

矢場鉄「クソがぁーー!!!!」

矢場鉄は〈孤独の魔眼〉を使用。

爆発の熱と衝撃が矢場鉄の身体へ吸い込まれる。

矢場鉄「が…………はっ」

矢場鉄「瑠璃原を………頼む………」

矢場鉄はその場に倒れ込む。その身体は既に大半が炭化しており、もう助かることはないだろう。

だが、君たちに彼の死を悼む余裕はない。

爆発こそ免れたが、建物は火の海と化した。

そして火の海の向こう側から、何かがやってくるのだから───!

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