第21話 教習所に行こう6(小型二輪AT限定免許取得日記)
第二段階3回目。実車としては2回目。
続けて教習だけども、本人確認はちゃんと毎回ある。
ゼッケンは白。ころころ変わると訳わからないが、どこまで進んでいるかの目印だから、教官が分かっていたらそれでいいんだな、きっと。
ならし運転をして、コースを回る。どこでウィンカーを出すのか、確認する手順、進路変更など。
う、覚えられん。おばちゃんに直ぐ覚えろって言うのはきついですぞ。
とりあえず、分かるのは、車仕込みの安全確認くらい。でも、バイクは勝手が違う。ミラー見えにくい気がするのは私だけだろうか。車と比べて小さいから当たり前か。それにまだバイクに慣れない。
困ったな、と思いながら乗っていると、アクセル回し過ぎて焦る。焦るとブレーキが遅っくなって、何度か冷や汗。ぶいーんって走って行くのよ。
人数多いし見られていないと思ってたら、こんなところもチェックされていて、教官の目端の利く様子に驚く。素晴らしい。
ひとしきり注意を受けて、終了。
いやいや、自分の運転スキルの無さに、また落ち込む。
次回はセットのシュミレーター。実車に乗らなくて済むと思うと、ちょっとホッとする。
そういうことを旦那様に報告すると、バイク乗らない方がいいんじゃないの、と言われる。
まあねー。そうだねー。
棒読みで答えておく。
すると、旦那様、自分のスクーターのキーを持ち、いそいそと「行くぞ」と言う。へ?と思いながら付いて行くと、近所の駐車場で、これに乗れ、と自分のバイクを指して言う。旦那様のバイクは原付2種。教習所で乗っているのは一人乗り用だけど、こっちはタンデムできるようにシートが長い。
旦那様が言うには、私のグリップの握り方が駄目。浅く握るねん、と見本を見せてくれる。
ほほお。
目からうろこ。
握り方ひとつで、全然違う。
私は握り方からして駄目駄目だったのだ。
しばらく駐車場を回って、家に帰る。
夢は九州の阿蘇をツーリングすること。
がんばるぞ。
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