第20話 マーシャル教について4 マーシャル教の二大宗派―トレモリアとハイレカン~おわりに

(以下、小説家になろうの引用になります)


 そしてこのマーシャル教にも、他の大多数の宗教と同じように宗派があります。


 マーシャル教の宗派には、大きく分けて「トレモリア」と「ハイレカン」の2つがあります。


 この2つの宗派はもちろんマーシャル教ですので、種まき、食塩水など基本的な考え方に変わりはありません。


 ではどんな要素がこの二大宗派を分けるのでしょうか?―それは「神の存在」を積極的に認めるかどうかです。


 トレモリアでは、神の存在に対して「不可知論」の立場をとります。つまり「神は存在しているのかどうかは、分からない。」という立場ですね。


 この立場は決して神の存在を否定するものではありません。しかしトレモリアでは神を積極的に認めようともしません。神の存在よりも、今現在存在している世界、過去、現在、そして未来へと流れていく世界そのものの方に、トレモリアでは価値を置きます。


 それに対してハイレカンでは、神の存在を積極的に認めます。とはいっても大多数のハイレカンでは、例えばキリスト教、イスラム教、ユダヤ教のように「全知全能にして唯一の神がこの世界を作った」とは考えません。ハイレカンの「神」の考え方は多神論で、どちらかというと汎神論に近い立場です。つまり、「万物に神が宿る」という立場ですね。


 これは日本の神道の考え方に近いものかもしれません。


 おわりに


 ここまで、マーシャル教に関して、その基本的な概念から宗派ごとの考え方などを見てきました。


 そしてこのマーシャル教の考え方は、現代を生きる私たちにとって必要不可欠なものでは決してありませんが、有用なものであるように感じます。


 まだまだここでは紹介できていないマーシャル教についての事柄もありますが、ここで一旦、マーシャル教入門を終わらせて頂きたいと思います。


 …いかがでしたか?まあわけが分からないですよね。笑


 次回はもう少し分かりやすい内容を!うちの職場について、書いていきたいと思います!


 ではまた!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る