fairytale

神様の教えに逆らって

許された夜に君は笑っていた


紺碧のスクリーンに描かれた

冗談みたいに星が綺麗だった


小さな手を伸ばして試してみる

触れそうで触れないけれど


君の手が掴むのは 誰かの夢じゃなくて

誰よりも自分を信じたから


簡単に変われる世界のように

仮面を着けたピエロが囁いていた


ここには優しいばかりじゃなくて

牙を生やした獣もいるけれど


君の胸が痛いのは 弱さのせいじゃなくて

誰よりも涙を流したから


泣き声と産声が

今日も世界中に響く

ちっぽけな僕らは探している

確かなモノが欲しくて


君の手が掴むのは 誰か夢じゃなくて

誰よりも自分を信じたから

見失っても不安じゃない

自由に生きればいいさ

雲の隙間から射す 光の方へ

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