手毬は鮮やか使えば茶色

何事にも

新品中古廃棄品

またまた欠陥品とありますが

自然の中で実って咲いて終わりゆく

植物たちは欠陥品だろう、と

思われるけれど

はな、はな、はな、と

喜んだ、あら、あら、あら、と

そんな時期

諦め早くて未来に向かう

次は長く持てばいい

そういいながら手折る花

茶色の一部が枯れた手毬様

それをいけて見る人や

最後まで茶になる瞬間を見る人や

愉悦の限り、見た限り

生命を延命してご臨終

庭に埋めてや、微笑んで

土におかえりと微笑んで

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る