第84話 春が来る
春が来る いやもう来ている 2月末
残雪を 見て行き来せし 半月前
小春日を 通り過ぎしは 初夏日和
分水嶺 雪解け水も 尽きしかな
雪解けの 水が尽きれば 春雨を 北に南に 谷田の山から
高梁の 川の船穂の ほとりをば 瀬戸内めざし 流るるみずよ
注:五句目の「みず」は、「水」と「みず」の掛詞。
吉井川 下りし折に 見上げしか 東西貫く 大動脈なる
新幹線 山陽本線 赤穂線 線路見上げつつ 瀬戸への下り
春来れば 旧車新車に 群がりし 筋のカメラの 大行列や
お立ち台 昔は蒸気 今振子 次は新車の 狙われし地に
ちはやぶる 神代の東 布原に 今も昔も 来るカメラよ
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