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  • のっぽさんへの応援コメント

    ああ、すでにスエテナター様が、私の言いたいことを、私より文学的におっしゃっている……。
    今回も、とても練られた美しい掌編でした。

    ひとつだけ指摘させていただきますと、冒頭から青年の登場にかけての優れた叙述の直後、『娘の母親はまだ幼く駆け出すジャック・ラッセル・テリアに引かれて、青年の前で息を弾ませた。』と続いておりますが、初登場の時点で『娘の母親』という主体も客体も不明瞭な言葉を用いますと、かなり後の『娘は進学のために、明日、この町を離れるのだ。』という記述あたりまで、読者は『娘』も『母親』も、その実像を想像しがたいまま読み進めることになります。
    その一点が解決されれば、完璧な掌編になると思います。
    もちろん純文学的な掌編の中でさらりと自然に解決するのはなかなか手間なのですが、海山堂様なら大丈夫。

    作者からの返信

    バニラダヌキさん、いつもありがとうございます。お読みくださいまして感謝です。

    ご指摘くださいました件、心して受け止めております。ありがたいです。やはりお眼鏡のある方にお読みいただけますと勉強になりますね。

    我ながら引っ掛かりのある文章だなと思い当たります。たまにぽんっと投げ出すような書き出しに文学的なものを感じてしまう悪癖があり、その頑なさのためにブレや読みにくさを助長している難点をも自覚しております。
    こういう点は指摘されないとなかなか気づきにくいものですね。お褒めの言葉もいただきながら、ご指導もいただけることは感激の極みでございます。今後とも精進して参りますので、どうぞまたコメントを頂戴できますことを心よりお待ちしております。ありがとうございます。

  • のっぽさんへの応援コメント

    何だが私も、読者としてではなく、作品の風景に入り込んだモブキャラクターとして、彼らのことを、少し離れたところからじっと見守っているような、そんな気分になりました。
    繊細で綺麗な風景、人間模様、堪能いたしました。

    作者からの返信

    お読みくださいましてありがとうございます。なんて素敵なコメントなんだろうと、しみじみと拝読しました。文学的な応援コメントを頂くと励みになります。嬉しいです。