　近所の高校の野球部は、もちろん甲子園になど届くことなく予選敗退しているが、今日もグラウンドでは練習にはげんでいる。

　偉いなあ、なんて通りがかりに眺めていた。

　砂煙が舞うなか、声を張り上げている面々。みているだけで暑さでくらくらしそうだ。いや、すでに暑いのだが。

　なにか情熱を傾けることが、いまはわたしにはできない。なんだかうまくいかずに、地元に帰ってきてふらふらしている。

　なので、彼らの姿は、尊く、正直、みていられなかった。

　自分がなにをしたいんだろう、と考えると暗くなる。なので、考えずにいたら、考え方を忘れてしまった。

　やりたいことは、慣れ親しんだスマートフォンの検索では見つかりそうもなかった。

　遠くで球がバットに当たった音がした。

　かきーん、って。

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「今日はなにー？」

「今日はきのこの山の日〜」

きのこの山かたけのこの里か問題ってたまにTwitterで出てくるけど、どっちもおいしくって好きです。

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