6月5日

 ちょうど今読んでいる本から顔をあげたところで、友人と目があった。

「なに」

「いやあ、面白くって」

 友人が笑った。

 ちょっとわたしはむっとした。

「なにがそんなにおかしいの」

「悲しそうだったり眉間にしわをよせてたり、百面相だった」

 この友人は、どれだけの時間観察していたのだろう。

「もうじき授業だよ」


✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎

「今日はなにー?」

「今日は落語の日〜」


高いところから失礼いたします。

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