第6話 喝采の後味

喝采は瞬間だけでいい。後味は、余計な印象を与える。

その瞬間を善いものにしていただいた

それだけでいいではないか

それに余韻があるということで、その善さを求め続ける

いやいや、その場の最善は2度期待する方が酷だ

プロアマの問題ではなく、その印象を受けた人の問題である

善いものをした者は、まわりに振り回されての再現はしないほうがいい

善いことは何度も出来るものではなく、時間をかけて手間をかけて作り上げる

それを省いての善いことは生まれない。とかく、世の中は結果だけを追い求める

それに拍車をかけて、結果だけを見た周りが囃し立てる

後味さっぱり、長ーい時間を経て、「また」を思い起こしてくれるだけでいい。

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