蘭菊　　「次にネルさんについてね。」

蘭華　　「ネルって、いつもアルダインの側に付き従えている、いけ好かない女でしょ！」

蘭菊　　「でもね・・・ネルさんも、つらい過去があるみたいなの。」

蘭華　　「そんなのみんなあるわよ！」

蘭菊　　「ネルさんも、エメラルダ様同様、牢屋でアルダインに弄（もてあそ）ばれたみたいなのよ。」

蘭華　　「アルダインはどれだけ鬼畜なのよ！」

蘭菊　　「でも、エメラルダ様と違い、ネルさんは、アルダインの奴隷になることを選んだらしいの。しかも、子を産んで、神民にしてもらったんだって。」

蘭華　　「体で、今の地位を買ったってこと。アルテラが嫌うのが分かるようだわ。」

蘭菊　　「でもね・・・ネルさんには、どんな恥辱にまみれようとも、何かを守らなければという信念があるような気がするのよね・・・」

蘭華　　「一体どこによ！ただのエロ女じゃない！」

蘭菊　　「なんとなくね。女の勘よ。」

蘭華　　「女って！私たち幼女ですけどね！」

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