第3話 Can you hear my shriek?

ねぇ…


悪いのは僕だって

頭じゃ理解できてるんだ

でも

僕の考えを少しだけでも

気づいて欲しかった

君と僕とは

バラバラにならなきゃ

ダメだったんだ

どうしても

君を守りたかったから

君に別れを告げた

君は笑顔で「さよなら」を言った

僕はその無理矢理な

笑顔じゃなくて

君の無邪気な笑顔が見たかったのに


僕は君と離れ離れ

君と一緒に居たかったのに

せめてせめてあと少しだけ

許してくれたら

良いのにな


周りは騒ぐ

君を狙って

僕は散らした

誰一人として

君を傷つけさせないために

ある日僕は君を庇って

代わりに独りになってみた

君は微笑んだ

「ありがとう。ごめんなさい。」

僕はただ君の笑顔が

消えて欲しくなかっただけなのに


周りは続く

人を生け贄に

杯片手に

君は笑う

ひきつりながら

残虐施す仲間たち

ふと目が合えばあっという間に

腕が伸び

僕等は火の中水の中

僕は足掻く

少しでもいい

からかい笑われ

君が壊れる

その日を延ばせたら

君は怒った

理由はなぁに?

ごめんね

君はしばし来ちゃダメだ

まずは僕に

無実の罰を受けさせて

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