7月5日 ハマナス

いつもの帰り道

突然の雨に降られ

傘のない僕らは慌てて走った


ようやくたどり着いた雨宿り先で

酷い目にあったと笑いながら

きっとすぐ止むだろうと

とりとめのない話をして


ふと

君の笑顔が

君の髪から落ちる水滴が

きらきら光って

綺麗だと

まるで時間が止まったようで


ぼくは音をきいた




そして

ぼくらのからだはふきとんだ





▮ハマナス 照り映える容姿

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