フォロワー2000人記念特別編 在りし日の二人
「あ~……」
夏真っ盛り。世間は海に行ったり、旅行へ行ったり、はたまたポ○モンの映画を見に行ったりと、中々アクティブな行動をしている人が多いが、超インドア派である俺とメリィちゃんはそんなの関係ねぇ。
エアコンが効いている部屋でイチャイチャするのが王道である。
現在、俺はベッドに横になり、その上に覆い被さるようにメリィちゃんが横になっている。人肌の温もりと、エアコンの冷気がいい感じに合わさって気持ちいい。
「みぃくん、ちゅー頂戴」
んー!と口を突き出す彼女と顔を合わせてから優しく口付けをする。ちゅ、ちゅ、と部屋にキス音が響き、俺自身幸せな気持ちになる。
「んっ……うん、ありがとう、みぃくん。はぁ………幸せぇ」
胸にグリグリと顔を押し付けるメリィちゃんの体を抱きしめる。
「俺も幸せぇ」
なんか溶ける。なんかよく分からん幸せパワーで溶かされちゃう。
ゴロン、と横を向いて、メリィちゃんを強く抱きしめる。動く際に、「きゃっ」という可愛い声が聞こえた。
「わわっ……もう、びっくりしたよ」
「ごめんね、でも、俺こっちの方が好き」
「………まぁ私もかなぁ」
と、足を絡みつかせて更に強いホールドとなる。メリィちゃんの柔らかい生足の感触が強く感じとれる。
「んんっ……好き……みぃくん、大好き」
「俺も。大好きだよ、メリィちゃん」
お互い好き好き言い合っているとメリィちゃんが何か閃いたような顔をした。
「みぃくん!愛してるゲームしよう!」
「………愛してるゲーム?」
メリィちゃんが上体を起こしたため、俺も同じように起こす。どうやら、愛してるゲームというものは、お互いの顔を見つめ合い、片方ずつから「愛してる」といい、照れたら負けというなんとまぁ恋人御用達みたいなゲームだった。
しかも、今回は俺たち限定特別愛してるゲームをやるとの事。両手は恋人繋ぎで、顔の距離は20センチ以内。
と、言うことなので、早速やってみました。
「………あはは。これ、何だか意外と恥ずかしい、ね。これだけでドキドキしちゃう」
「…………俺も」
心臓のドキドキ音がヤバいくらい加速している。
「……じゃ、やろっか」
「……うん、まず私から」
白い肌を分かりやすく赤くしているメリィちゃんは、少々上目遣い気味にーーーー
「みぃくん……愛してる」
おっふ。
……はっ!いかん。余りの可愛さに一瞬意識が吹っ飛んでしまった。恐るべし、メリィちゃん。全自動俺専用兵器だよまったく……'。
「…ど、どうだった?」
「めっっっちゃ可愛かった」
「はうぅ……」
あれ?これって俺、照れたことになるのか?まぁいいや。次は俺だな。
「メリィちゃん………愛してる」
「ひうっ!」
先程までは少し赤かった程度の肌が、一気に赤くなった。
あ、照れた。
「………メリィちゃん?」
「………はい、照れました」
恥ずかしそうにしているが、両手は恋人繋ぎで塞がっているため、顔がキョロキョロと動いている。なんだが嗜虐心が湧いてきた。
「じゃあ罰ゲームね……1分間俺に無抵抗」
「え!ちょ、ちょっとまーーーーーんちゅ」
有無を言わさずに、すぐさまメリィちゃんの唇を塞いだ。一瞬だけ逃げそうになったのですぐさま片手を解いてから腰を抱いた。
「無抵抗って………言ったね?時間追加で」
「ま、まってみぃーーーーーんんっ」
無理矢理メリィちゃんの口に舌を入れ込み、口内を蹂躙する。
しばらくすると、メリィちゃんの体が脱力し、目がとろんとなり始めたので、キスをしながらゆっくりとベッドへ押し倒す。
今日は別にする気はなかったのだが、気は変わった。
今日は、思う存分に愛してあげよう。
「んっ……あれ……みぃくん?……んっ、おっ、ぱい……いじっちゃ、あっ」
その日。夕方までメリィちゃんの艷声が部屋に響いた。
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登校中の電車の中で何書いてんだろと思って無心状態で書きました。
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