27 鋼鉄色の夜道に


鋼鉄色の夜道に

うっかり足を止めれば

胸は凍え

肌は痺れ

無関心な街灯ばかりが白く

白く

音もなしに立ってる


帰る家は遠く

ほんとうに宿るべきかも分からず

居るべき席は狭く

ほんとうに望まれてるか分からず


鋼鉄色の夜道に

うっかり足を止めれば

無関心な街灯ばかりが白く

白く

俺ひとりを照らしやがる

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